鍛造加工の種類

鍛造による加工法の種類

鍛造(たんぞう)は金属をたたく(鍛える)ことによって、かたちをつくるとともに、強い金属を生み出す方法。しかし一口に鍛造といっても、製造法はいくつかにわかれており、それによってできあがる製品の特性が変わってきます。

そのため、製品を使用する目的によって製造法も変えなくてはいけません。それぞれの特徴を把握し、より製品に適した製造法を選びましょう。

鍛え方と温度でみた鍛造の種類

鍛造には大きくわけて、自由鍛造と型打ち鍛造があります。自由鍛造は金型を固定した台の上に金属を乗せ、同じく金型をつけたハンマーでたたいてかたちをつくる製造法。穴あけや穴広げ、鍛伸すえ込みといった基本作業を組み合わせて、1つの部品をつくります。型打ち鍛造は製品のかたちの金型でエアスタンプハンマーで鍛錬する 加工法です。

自由鍛造

型打ち鍛造

また、温度でみた場合の鍛造の種類は3つ。材料を加熱せず常温で加工する冷間鍛造、材料を600~850℃に加熱して加工する温間鍛造、材料が赤熱するまで高温で加熱する熱間鍛造があります。

冷間鍛造では温度を加えず圧力だけで圧縮するため、高い成型精度が得られるのが魅力。収縮が起こらず、その後の工程で機械加工の工数が減らせます。しかし加工に使う工具や金型には、高い剛性が必要です。

温間鍛造は、材料を常温以上に加熱しつつ収縮が起こらない範囲にとどめ、加工の精度を保ちながら加工の難易度を下げる方法。

材料は温度が上がるほど変形抵抗が少なくなります。高温で加工する熱間鍛造では冷えるときに収縮するため後加工が必要ですが、より自由な成型ができるというメリットがあります。当社はこの熱間鍛造を手掛けています。

自由鍛造と型打ち鍛造の違い

自由鍛造は大量生産には向きませんが、金型が汎用なので安価です。そのため大型の製品や、多品種を少量ずつ製造するといった製品に適しています。当社ではエアスタンプハンマーなど充実した設備を備えているため、小ロット多品種のご要望にも対応が可能です。

大量生産に適しているのは、製品の専用金型による型打ち鍛造。安定した品質が得られます。しかし金型の製作費が高価なので、ロット数の多い製品に適しているといえるでしょう。当社のプレス加工なら、大量生産で安くはやく材料をご提供できます。どうぞお気軽にご相談ください。

  製品精度 金型製作費 適したロット数
自由鍛造 安価 少数
型打ち鍛造 高価 多数

鍛造には機械加工や製缶加工といった、ほかの製造法にはないメリットがたくさんあります。コスト面からも品質面からも、おすすめです。

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