高い技術が生み出す正確な製品
当社は熱間鍛造を中心とした鍛造(たんぞう)品や、機械加工品、組立品、製缶品といった、さまざまな加工品を取り扱っています。より高品質な製品をご提供するため、JIS Q 9001:2008/ISO 9001:2008に基づき、品質管理を徹底。高い技術と製品の正確さで、多くのお客様から高い評価をいただいています。このページでは当社の技術が生み出す製品や、製作事例をご紹介します。
さまざまなシンエイコーポレーションの製品
鍛造品

精密鍛造部品
当社は熱間鍛造を中心に生産を行ってます。鍛造品は残留応力(物体内部に生じる力)が少なく、靱性(じんせい=粘り強さ)に優れています。さらに当社の高い技術で生み出される製品は、正確で高品質。多くの分野で重要な部品に採用されています。
機械加工品
- 工作機械のモーター
- 農業機械の部品
- ラチェットギア
豊富な機械設備を備え、旋盤加工やマシニング加工、歯切加工をメインに高い技術力で製品製造を行っております。
当社で対応可能な機械加工の種類
- 鍛造加工(forging)
- 切削加工(cutting)- 精密塑性加工(precious cutting)
- 深絞り加工(deep draw)
- プレス加工(press working)
- せん断加工(shearing)
鍛造+機械加工品
- トラックの部品
- アイボルト
- 工具の固定金具
当社では工場内に、充実した鍛造および機械加工用の設備を備えています。そのためこれらを組み合わせ、複数の工程を社内で一貫して加工することが可能。部品の移動や打ち合わせにかかるコストや時間を削減し、高品質でスピーディな納品を実現します。
組立品・製缶品
- 郵便局のはがきの送り装置
- 工作機械の部品
- ベルトコンベアのローラー
当社は組立品・製缶品の専用工場を備えています。製造から組立、納品にいたるまで、全工程を一貫して社内で行うシステムを整備しているため、流通にかかるコストや時間を削減することが可能。高品質な製品を短納期・低価格でご提供します。
荷締機

木材や鉄骨、建築資材などの重量物を運搬輸送する際、荷締機をお使いいただくことで、効率的な集荷と緊締が可能になります。当社では鍛造技術を生かし、強度が高く効率的な形状の荷締機を独自に開発。積載物の重量と車両の大きさで、お選びいただけます。
当社の荷締機の特徴
- 軽い力で取り扱い可能
- フック、爪、レバーが特殊鋼鍛造でできており、強くて安全
- ギアには鋼を使用。粘り強い
- ワイヤーロープを折り曲げず取りつけ。損傷が少なく、作業中に抜けない構造
- ワイヤーロープの取り換えはネジ操作でかんたん
※表は左右にスクロールして確認することができます。
型式 | 安全引張 荷重 |
ワイヤー | 自重 | 利用先 | |
---|---|---|---|---|---|
直径 | 全長 | ||||
特大型 | 1.2t以下 | 9m/mφ | 1.5m | 6.1kg | 大型トラック 大重量物 |
大型 | 1t以下 | 8m/mφ | 1.5m | 5.5kg | 普通トラック 重量物 |
中型 | 700kg以下 | 6m/mφ | 1.5m | 2.9kg | 中型トラック 中重量物 |
小型 | 500kg以下 | 6m/mφ | 1.3m | 2.2kg | 小型トラック 小重量物 |
使用上の注意
重量物を取り扱う荷締機では、使用上の注意をよく守ってお使いいただくことが大変重要です。
- 積載物に応じて、荷重にみあった型式の荷締機をお選びください。
- 長距離および悪路を運行するときは、荷弛みしますので、運行途中に必ず点検・締めなおしを行ってください。
- ご使用前は必ず、フック、チェン、ワイヤーの消耗と伸びを点検してください。伸びたワイヤーなどは絶対に使用しないでください。
- ハンドルは必ず手で操作し、パイプとの併用は絶対に避けてください。
- 使用時はワイヤーを1~2回、ドラムに巻いて締めてください。
- この商品は吊具ではありません。荷締以外の用途には絶対に使用しないでください。
当社の社員は多くのお客様の声にお応えし、お役に立つために日夜努力を続けております。お客様からよせられたご質問や、製作風景など、当社の日常をありのままにご紹介します。
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鍛造とは、貴金属や鋼をハンマーなどで打ち、鍛えることによる圧縮力で、強度を上げながら目的の形状を造っていく加工技術です。鍛造は、成形する際の素材温度によって「熱間鍛造」「温感鍛造」「冷間鍛造」の3つに大別されます。その中でも、もっともポピュラーなのが熱間鍛造。当社がもっとも得意とする鍛造技術です。
熱間鍛造には、機械式のプレスと金型を用いることで大量生産を可能にする「プレス鍛造」と、作業者の力量によって完成度が左右されるものの、複雑な形状にも対応可能な「ハンマー鍛造」の2種類がおもに挙げられます。こうした鍛造加工を可能にするのが、金属の「塑性」という性質です。
塑性とは、個体に対してある限界以上の力を加えることで、その荷重を解いても形状が戻らない性質のことを言います。金属を塑性変形させることで、金属結晶中の構造や結晶の形態などの性質を変化させることができます。また、熱間鍛造では、素材に熱を与えることで加工への抵抗力を弱め、一工程あたりの加工を容易にすることが可能です。こうして熱間鍛造で造られる鍛造品は、靭性に富む高強度の素材として、航空機や船舶、自動車などの部品に用いられています。
